2008.07.03 17:41
「そのゲームをプレイすると、1週間以内に死ぬ」
というわけで、みんな呪われてしまう、待望の『ナナシ ノ ゲエム』発売です。
発売前の評判をネットで見ていると、この記事の一番最後の項目
「ナナシノコワサ」で述べているような
不思議さと気持ち悪さを感じて、おもしろいなぁと思っていました。
私も発売を楽しみにしていたうちの1人なので、
このわくわく感を昇華できる発売日がめでたくて仕方ありません。
とは言ってもいつものわがままで、
駄々をこねてお先にプレイさせていただいてしまいました、すみません。
寝言でも「ゲームライターでよかった」と言ってしまうくらい至福であります。
ここでは、そのプレイのときに感じた『ナナシ』の魅力や感じたことなどを
つらつらとつづってみようかなと思います。
ネタバレはないつもりなので、プレイ前の方もプレイ中の方も
安心して読んでもらえるとうれしいです。
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あなたの携帯ゲーム機にも今日配信されるかも
A ナ
Vノナ
G シ
『ナナシ』の探索パートでは、DSを縦に持って、
タッチスクリーンにタッチペンで触れて探索します。
進みたい方向、見たいオブジェクト、開けたいドア、
それらに直接タッチするというのは、すごく「そこにいる感」があって、
そこにあるものが恐怖だったら、それがダイレクトに伝わってくるので
とても怖いシステムでした。
この感覚に一番近いものを挙げれば、お化け屋敷です。
無粋なことを言ってしまえば、ホラーゲームもお化け屋敷も、
「恐怖」を売り物にしているので用意されているものの大半は「恐怖」です。
だから、先に進めば怖い思いをしたり驚いたりするのはわかっているし、
その場所そのものも「恐怖」なんだけど、ホラーゲームなら買ってしまった、
お化け屋敷なら入ってしまった以上、進まないと終わらないわけです。
でも進みたくない。でも進まないと終わらない。
クリアできないし後ろでお客さん待ってるし
でも怖いし、という、自分と現実の板挟みな感覚がリアルで、
夜プレイしようと思ってもムリでした。
具体的なことを言うと、電車のなかの探索でもうムリでした。
『ナナシ ノ ゲエム』のおかげで、
夕方起きて夜ご飯食べてゲームして朝ご飯食べて昼前に寝る、だった私の生活が、
朝起きて朝ご飯食べてゲームして昼ご飯食べてゲームして夜ご飯食べて
ゲームしながら寝るという、普通のOLさんに近い健康的なリズムになりました。
ありがとうございました。私は『ナナシ』で健康になりました!
1週間で死にますが。
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電車の探索は、座ってプレイしているはずの足がすくむほど怖かったです
オ ナ
ノナ
ト シ
『ナナシ ノ ゲエム』は、3Dサウンドです。
遊ぶときは、ヘッドフォンをつけたほうがよういでしょう。
だいこからのお願い(某電力)。
ヘッドフォンをするとしないとでは音の臨場感が1億と-2千くらいちがうし、
少なくとも初プレイのときはクリアできないと思います。
ちょっと攻略の話になってしまいますが、本作では、音の方向がキモになってきます。
3Dサウンドなので、ヘッドフォンだとゲーム中の音に方向があります。
例えば奥の部屋から物音がした、後ろのドアが開いた、
足音が近づいてくる、人の気配がする……
それらの情報がすべて音なので、○○なきゃいけないところは
見えないところを想像して、○○らなきゃいけません。
私は1週目女性主人公でプレイし、
男性主人公でやった場合どうなるのかが気になる箇所があったので
2週目を、とあるモードで男性主人公でプレイしました。
もうそのときは夜になってしまっていましたが、
2週目だしヘッドフォンをつけなければ怖くないだろうと思ったら甘かった……
ちがう意味で死んでしまいました。
なぜかはプレイしてからのお楽しみです。
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布団のふくらみを想像する行為が怖い
ハ ナ
ナノナ
シ シ
もし『ナナシ ノ ゲエム』のレビューを書くとしたら、
物語に関しては「明らかにならない部分が気になる」と書くと思います。
あらゆる場所が探索パートの舞台になりますが、
「なぜその場所で」「そういうことになっているのか」ということが少し説明不足で、
気になって全然眠れません。
妄想しすぎかもしれませんが、『ナナシ』のお話には、
もう1つ裏があるんじゃないでしょうか?
富士急ハイランドの怖いアトラクション「戦慄迷宮4.0」が、
夏期限定イベントとして7月19日より
「ナナシ ノ シタイ」となり、『ナナシ ノ ゲエム』と
コンセプトが連動した恐怖となってリニューアルされるそうです。
お化け屋敷みたいだと思う『ナナシ』の世界にお化け屋敷として触れられる、
こんな機会はホントないと思いますが、
絶対に行きません。今度は1人で入らないよ?>編集Mさん
でも病院のフロントの再現度といい、
富士急ハイランド公式サイトで見られる館内写真といい、
まさしく戦慄してしまうほどの再現度はすごいと思いました。
この部屋、ゲーム中にあったよ……
絶対に行きません。
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「ナナシ ノ ゲエム」内の、病院の待合室
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富士急ハイランド「戦慄迷宮4.0 ナナシ ノ シタイ」の病院の待合室。その再現度の高さ
コ ナ
ワノナ
サ シ
都市伝説という形態に近く、
「ゲームが配信される」というシステムは、そのまま「伝染する」に繋がります。
それはエンターテインメントだったり、対戦だったり、コミュニケーションだったり、
そして恐怖だったりします。
『ナナシ ノ ゲエム』というゲームが発表され、画面写真が公開され、
公式サイトで映像が開示され、6月26日から体験版が配信されました。
発売までにすでにこれほどの情報が出ているのに、
当たり前のことですが、誰ひとりとしてそのゲームを“知らない”という事実。
正しくは“語られない”という現象そのものが、すでに恐怖に感じられます。
これは『ナナシ ノ ゲエム』に限った話ではなく、
映画でも書籍でもお菓子の新商品でもすべてのものに関して言えますが、
ネットがあり、情報の伝達はこれほどまで速いのに、
そのものが発売、公開されて個人の手と目に触れるまで、本当のことはわからないし
知っている人は語らない。当たり前のことなんですけど、なんか不思議ですよね。
でも『ナナシ ノ ゲエム』に関しては、その当たり前のシステムそのものが
本作の恐怖に繋がっている気がして、おもしろいなと思いました。
「配信される」という受け身の体勢が、「発売前に情報を得る」ということに近くて、
『ナナシ ノ ゲエム』を買おうと思っている人は、
発売前から『ナナシ』の恐怖の感覚を楽しめてしまっているんじゃないかなぁ。
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『ナナシ』の恐怖は、ハジメル前から始まっているよ
電気のない時代は、太陽が消えた夜その時間、見えないということ、
そこから想像してしまうこの世のものではないもの、が恐怖でした。
電気ができて夜も明るくなり、真夜中も生活が動くようになると、
そこで動いているであろう人間が恐怖になりました。
そして、まったく知らない人と繋がれてしまう現代、
『ナナシ ノ ゲエム』はそれを繋げてしまった、そんなゲームだと思います。
みなさまによき『ナナシ』体験を楽しんでもらえますよう、
そしてよき1週間を過ごしてもらえますよう、お祈り申し上げます。
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□ナナシ ノ ゲエム(公式サイト)
□メーカー:スクウェア・エニックス
□機種:DS
□ジャンル:AVG
□価格:5,040円(税込)
□発売日:2008年7月3日発売
□画像元記事
そのゲームをプレイすると死ぬ!?
本格ホラーAVG『ナナシ ノ ゲエム』7月3日発売
恐怖は連鎖する! 『ナナシ ノ ゲエム』と「戦慄迷宮」がコラボ(電撃オンライン)
※画像は、電撃オンラインからお借りしています。
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この風景が意味するもの
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絵:江本聖








